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  • 2018年06月20日 06時02分
    カテゴリー:よくある「苦手」の解決方法

    勉強できないの隠れた原因「ワーキングメモリ」

    「勉強をしない」「すぐに飽きてしまう」「集中力がない」など、お子様の勉強に関して保護者の方も心配は尽きないと思います。

    たとえば「漢字がよめない」という1つの学習のつまづきであっても子どもによって原因は様々です。その原因を知り、それにあわせた勉強サポートが必要になります。まず今回は勉強ができない原因に注目していきます。

    勉強できない隠れた原因は2種類

    勉強ができないと言われる原因には主に2種類あります。①ワーキングメモリの弱さ ②発達障害や家庭の環境・影響です。

    ワーキングメモリには4つの構成要素があります。お子様のワーキングメモリの特長がわかってくると、得意なことを伸ばす・苦手な部分を補う方法が見えてきます。

    また、逆にワーキングメモリに何の問題もないけれど別の影響を受けているという場合ではまた別のアプローチが必要になります。

    まず、今回は「ワーキングメモリ」について解説します。

    勉強ができない原因の1つ「ワーキングメモリ」とは

    「ワーキングメモリ」をそのまま日本語訳すると「働いている記憶」です。私たちが物事を考えるとき、情報を一時的に頭の中に覚えておきながら考える働きをするのが「ワーキングメモリ」です。

    たとえば、「1+1は?」という答えを出すとき。いちいち考えなくても「1+1は2」と記憶しているので長期記憶から情報を取り出してスグに答えることができます。

    しかし、「26+38は?」などの問題の場合は、どうでしょうか?パッと記憶から・・・とはいきませんよね。となると、こんな工程で計算をします

    ステップ①10の位を一時的に記憶しておきながら1の位の計算をする。
    ステップ②1の位の答えを一時的に記憶しておいて10の位を計算する。
    ステップ③一時的に記憶しておいた答えを組み合わせて最終の答えを出す。

    このように情報を一時的に頭の中にとどめておきながら考える働きが「ワーキングメモリ」となります。このワーキングメモリは4つの構成要素がありますが、お子様によってこの要素に偏りが大きくあると勉強にも影響がでてきます。

    どんなワーキングメモリがあるのか、それに偏りがあるとどういったことがおこるのか?解説していきます

    ワーキングメモリ4つの構成要素

    ワーキングメモリには大きく2つの分野があります。

    1つは数、単語、文章などの音声などの情報を取り扱う言語領域。2つめはイメージ、絵、位置などの情報を取り扱う視空間領域です。

    そして、それぞれの分野に「記憶だけ」・「記憶と処理」という構成要素があり全部で4つの力があります。この力をものすごーく簡単に解説すると

    ①耳からの情報(数、単語、文章)を覚える
    ⇒言語的短期記憶

    ②耳からの情報を処理する
    ⇒言語性ワーキングメモリ

    ③目で見えるもの(位置、絵、イメージなど)を覚える
    ⇒視空間短期記憶

    ④目でみた情報を処理する
    ⇒視空間ワーキングメモリ

    ということになります。では、これらに偏りがあると学習にどんな影響がでてくるのか?ということです。

    勉強のつまづき4つのタイプ

    ワーキングメモリに4つの力に偏りがあると、学習ではどんなつまずきが出るかなんとなく想像がつくかもしれませんね。

    ①耳からの情報(数、単語、文章)を覚えることができない
    ☑先生や親の言ったことをすぐ忘れる
    ☑漢字の読みがわからない
    ☑新しい言葉を覚えられない
    ☑九九が覚えられない
    ☑文を1文字ずつ読むから時間がかかる
    ☑算数の文章題が苦手
    ☑外国語の耳慣れない言葉をマネして繰り返すことが苦手

    ②耳からの情報を処理できない
    ☑作文や日記を書くのが苦手
    ☑漢字の音読みと訓読みが読み分けられない
    ☑整理整頓ができない
    ☑文をスムーズに読めない
    ☑長い文章を読んで意味が理解できない
    ☑ルールを守るのが苦手
    ☑話し合いになかなか入れない、また話についていけない
    ☑足し算、掛け算などの筆算が苦手

    ③目で見えるもの(位置、絵、イメージなど)を覚えられない
    ☑黒板の文字を書き写すのが遅い
    ☑アナログ時計を読むのに時間がかかる
    ☑算数の三角形や四角形の性質について理解しにくい
    ☑図工の絵や模様などを書き写すのが苦手

    ④目でみた情報を処理するのが苦手
    ☑ラジオ体操やダンスなどの一連の動作を覚えるのが苦手
    ☑理科の実験など複数の実験器具を操作しながら実験を行うのが苦手
    ☑図形の展開図が理解しにくい
    ☑マス目の中に文字を収めることが難しい
    ☑文章題を読んでも、それを図に表現して解くことができない

    なぜワーキングメモリの働きに偏りがでるのか

    どうしてこのようにワーキングメモリの4つの働きに偏りがでるのでしょうか。それは理論から説明できます。

    人間の脳を上から見てたと想像してみてください。額の裏側に前頭葉と呼ばれる脳の部位があります。ここに「中央実行系」とよばれるワーキングメモリの司令塔があります。

    そして、左側の脳(左側頭葉)には「言語的短期記憶」があります。司令塔である中央実行系と言語的短期記憶が一緒に働いて音声情報を処理します。この働きが「言語ワーキングメモリ」です。

    反対の右側の脳(右側頭葉)には「視空間的短期記憶」があります。中央実行系と視空間的短期記憶が一緒に働いて目から入ってくる情報を処理します。この働きが「視空間性ワーキングメモリ」です。

    このように、脳の左側と右側はそれぞれ相対的に独立しています。そのため、脳の左側が強いと音声情報の取扱いに優れている。逆に弱ければ文字が読みにくいと言ったことも発生します。右側の脳が強ければ視空間情報の取り扱いに優れ、芸術などに秀でた才能を示すことになります。

    脳の機能にも個性がある

    お子様の得意、不得意に当てはまるものはあったでしょうか。「なぜできないんだろう??」と漠然と思うと不安になるかと思います。しかし、「こういうタイプがあるんだなー」と知っておくとワーキングメモリの4つの分野のココが苦手なんだなと対応策が見えてきます。

    有名人や芸能人の中にはこういった脳の機能に偏りがある方も非常に多くあります。それはすなわち非凡な才能があるということです。
    有名な例では相対性理論を考えたアルバート・アインシュタインや、ハリウッドの映画スターであるトム・クルーズは失読症で、文字を読むのが難しいと言われています。

    しかし、彼らは数学や理科、または身体表現や演技力(芸術力)では突出した才能をもち、それを理解して伸ばすように育てた環境があったからこそ、です。

    文字が読みにくいというのはその子どもの個性の1つに過ぎないということです。欧米では発達障害児の秀でた才能に注目し、それを伸ばす教育が行われています。

    背が低い、背が高い、など体格差それぞれにあるように、脳の機能のワーキングメモリにも個性がそれぞれあります。「脳の機能が低い部分がある」ことに注目するのか、「偏りがあるからこそどこかに非凡な才能がある」と注目するのか、それは周囲の人間がサポートしてあげることではないでしょうか。

    お子様の個性の1つと理解し、苦手はことは工夫して補う、得意なことは伸ばしてあげる、これからの時代はそういった突出した力を持っていることが強みとして活かせる時代だと思います。

    では、実際に日常の勉強はどうすればいいのか?という具体的な方法は下記の記事でご紹介します。

    「漢字が読めない書けないのワーキングメモリ別学習方法

    藤沢みらい塾 塾長山田勉

    参考書籍:「ワーキングメモリを活かす効果的な学習支援」湯澤正通・湯澤美紀

    速読について

    当塾の特徴

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